院長紹介
院長あいさつ
粟國 弘誉 / Hirotaka Aguni
こんにちは、こちんだ歯科クリニックの粟國弘誉(あぐに ひろたか)です。私は、八重瀬町東風平に開業して今年で17年を迎えることができました。ひとえに地域住民、並びに近隣市町村の皆様に感謝いたしております。東風平は私が開業した頃に比べて町並みがかなり変わりました。道路が区画整理され、スーパー、コンビニ、ファーストフード、住宅が多くなり「都市から離れたベットタウン」という感じでここ数年、飛躍的に発展しています。
私も医院、また患者様に対する治療の考え方が開業時よりは変わりました。開業当初は、「患者様の痛みや主訴(患者様の一番に思っていること)を取り除き、質の高い入れ物(入れ歯など)を入れれば良い」。親の教えから「常に患者様に耳を傾けること」「常に丁寧に治療にあたる」「常に患者様の立場にたった治療をこころがける」事を胸に誓い日々医療に従事してきました。しかし、ここ数年前からそれだけで本当に正しいのか?ある出来事をきっかけに思い知らされました。
開業した年に始めてきた女の子(一年生)がいました。その時痛みもなく軽い虫歯が乳歯に3本ある程度で二回の治療ですみました。
その三年後彼女は(4年生)私の医院をおとずれました。その時痛みがあり奥歯の大人の歯に大きな穴が開いていて神経の治療をしました。また、他に虫歯が5本あり、歯肉炎を併発していました。これはかなり主治医としてのショックでした。
「私は彼女が最初の治療が終わって何かできなかったか?」
「その子の親に何か指導は十分出来なかったか?」
「虫歯や歯肉炎の説明は本当に十分できていたのか?」
この出来事をきっかけに「予防」の重要性を思い知らされました。ここから「予防」がスタートしました。
皆さんは「予防歯科」ということばを耳にした事はあるでしょうか? まず、最初に歯科医院イメージはどうだろうか?残念ながら「痛くなってから行くところ」という方がまだまだ大半を占めているのが現状です。それで本当によいのだろうか?例えば美容院、床屋さんと同じように考えてもらいたい。
「髪が伸びたら切りに行く」「染めた髪の毛が落ちてきたら新たに染めに行く」
まずはそんなイメージで歯科医院も同じように歯石は自分の歯ブラシで落とすことが出来ないので歯科医や衛生士に取ってもらう」というように気軽に来院してもらいたい。考え方を切り替えてほしい。
「予防」それは、「痛んでから治療するのではなく痛む前に治療をする・・早期発見・早期治療」「一度治した歯は二度と治す事がないようにしたい」「虫歯、歯肉炎、歯周病の成り方を理解する。これらの病気は無症状に発症する場合もある」
この事を患者様に十分に理解してもらいたい。私はこのホームページを通して「予防の重要性」をこの沖縄、南部の小さな医院から発信してゆきたい。
「予防」は、患者様の協力が不可欠です。私も、また素晴らしいスタッフもそれに答えられるように頑張りたいと思います。「こちんだ歯科クリニック」は患者様と共に成長、発展出来る医院でありたい。